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居抜き物件探しのガイドブック
2021.08.26
オフィスの居抜き移転が少しずつ世の中に浸透してきましたが、まだまだ『居抜き物件って何?』や『どうやって居抜きで退去するの?』といった悩みを抱える方は少なくないと思います。
そこで今回のトピックでは、改めて居抜き物件に着目していき、そのガイドブック的な役割が担えればと思います。
簡潔に言えば居抜き物件とは、前入居者が使っていた内装、什器、造作などを引き継いだままで使える物件のことです。入居する際に、内装工事の時間や初期費用を抑えることが実現でき、昨今居抜きでの入退去を希望する方が増えています。
居抜き物件の現状
今まで、居抜きと言えば、飲食店などの店舗の居抜きが一般的でした。改装費の節約や工事期間の短縮、及び以前からの顧客を取り込みやすいなどの点から考えると、居抜き店舗に入居するのが確かにベストなチョイスになるかもしれないです。しかし、現在、飲食店などの店舗に限らず、通常のオフィスでも居抜きのニーズも増えてきました。新型コロナウイルス感染症の拡大影響を受け、各々の企業やビルのオーナーさんの考え方が変化してきています。何が起こるかわからない世の中においては、リスクに備えるために、できるだけキャッシュアウトを避けると考え、居抜きで入居できる物件に移転したい企業は増えています。また、前入居者が退去してから新入居者はすぐ入居できるため、空室リスクをある程度で避けることが実現できると考えているオーナーさんもいらっしゃいます。そこで、居抜き物件に今までにないほどの注目が集まっています。それでは、「居抜き物件」について説明していきましょう。
居抜き物件のメリット
・速やかに入居できる(内装を整える時間が不要)
居抜き物件の場合、前の入居者が残している内装が使用できるため、手間のかかる内装工事を行う必要はありません。前の入居者が使用していたレイアウトを自社の使いやすい形に変更し、また必要な備品や家具を置くだけで入居することが可能になるため、ダウンタイムなしにオフィスを利用できるのがメリットだと言えます。
・初期費用を抑えられる(内装工事費+新家具の購入費用の削減)
通常、オフィスとして稼働させるためには、家具・備品の購入、配線工事・内装工事を行うなどの準備をしないといけないため、初期費用がかさみます。しかし、居抜きオフィスであれば、内装や什器などを前テナントから引き継いだまま使うことができるため、内装工事費用と新しい家具を購入する費用はある程度で削減できます。
居抜き物件のデメリット
・補修や交換の必要性
前入居テナントから什器、家具などそのままで引き続き使うことにより、移転する際の初期費用を抑えることが実現できます。しかし、引き継いだものや設備などはそもそも中古品なので、直ぐに壊れてしまうなどのリスクがあり、補修や交換の場合は新しく入居するテナントで行わなければいけないというデメリットもあります。
・レイアウトのミスマッチ
居抜きの場合は、必ずしも希望に沿ったレイアウトの居抜きに出会えるわけではないので、レイアウトのミスマッチが生じる可能性があります。妥協して入居することも検討しなければなりません。
・退去時のリスク
居抜きで入居することができても、退去時に同じようにそのまま居抜きで退去できるとは限りません。居抜きで入居した場合でも、入居者は、原状回復義務(内装や設備などを撤去し、元の状態に戻す)を負います。退去時の費用も考え、原状回復工事にいくら掛かるのかは、事前に確認してご入居する必要がありますね。
居抜きで退去するには?
居抜きで退去する際に、ひとまずオーナーからの承諾をもらわないといけないです。
賃貸借契約書には原状回復義務が定められているため、オーナー様と相談した上で、居抜き退去がご相談できます。原則、次の入居希望者が見つかり次第、前のテナントは居抜きで退去できます。もし次の入居希望者が見つからなかった場合は、原状回復工事に切り替えなければいけないので、事前にオーナー様へ相談してみましょう。
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