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オフィス移転事例
Vol.11 株式会社リファインバースグループ「循環型ビジネスのパイオニア企業が選ぶ!環境負荷の少ない移転のカタチ 」
2025.02.18
今回の移転インタビューのお客様は、2024年10月に丸の内エリアの居抜きオフィスに移転された株式会社リファインバースグループさん。 同社は、タイルカーペットなどの産業廃棄物から素材を再生させる独自技術により、20年以上も前から資源循環型ビジネスを実践されてきた再生素材メーカーさんです。過去に『つながるオフィス』サイト内サステナブルページのコラム『リファインバースグループ/サーキュラーエコノミーの先駆者』にて、その取り組みをご紹介させていただきましたが、今回は、移転や新オフィスにフォーカスしてお話しを伺います。 インタビューにお答えいただくのは、前回同様、同社取締役の瀧澤陵さんです。インタビュアーは、物件仲介を担当した弊社営業部・室田薫です。前編である今号では移転の背景や経緯について、後編では新オフィスに新設したショールームや内装、そして会社の今後の取り組みなどについて掲載していきます。
お客様の会社情報 |
事業拡大で執務スペース&会議室不足に
(室田)改めまして、今回の移転に関する背景や、前オフィスでどのような改善点がおありだったのかお聞かせください。
(瀧澤さん)約2年前に有楽町にある123坪の居抜きオフィスに移転しましたが、事業の拡大により社員が増えたため、新たなオフィスを探すことになりました。
前オフィスに移った頃は、まだコロナの影響もあって出勤してくる社員が全体の半分程度しかいなかったんですが、コロナ明けと社員の採用強化が重なり、一気に手狭になりました。
事業拡大にともなって商談も増えたので、執務エリアだけでなく会議室の不足も深刻になっていましたね。もともと3つあった会議室を4つに増やし、さらに簡易的な商談スペースも設置して対策したんですが、それでも回りきらない状態でした。
最優先課題は“人材確保”
(室田)条件面は、ご検討時から比較的明確だった印象です。物件選定の条件としては、やはり広さに重点を置いて検討されたのでしょうか?
(瀧澤さん)執務スペースの拡大と、会議室倍増は必須条件でした。それから立地に関しては、有楽町~丸の内エリアに絞りました。
実はエリアに関しては、前回の移転で中央区人形町から有楽町へ移転する際、「高いコストを払って、いいアドレスに本社を置く意味があるのだろうか?」と、ちょっと半信半疑だったんですよ。ところが、実際に有楽町のオフィスに移り、新規事業が加速的に増えていく中で、立地の良さが採用にとても効果的だということを実感しました。
今では、利便性がよく人が集まりやすい場所にオフィスを構えるというのは、事業拡大に必要な投資だと理解しています。特に我々のように、事業領域の拡大というフェーズにいる企業にとって、人材の確保は最優先課題。今後も増員していくことを踏まえ、ビジネスの中心地である丸の内エリアは第一候補でしたね。エリア的には虎の門なども良かったんですが、丸の内エリアに落ち着いた形です。
環境負荷の少ない移転を
(室田)前回に続き、今回も居抜きオフィスに決められましたが、居抜きを希望された理由はありますか?
(瀧澤さん)我々の会社は、移転時などに廃棄となるオフィスのタイルカーペット、使わなくなった漁網や車のエアバッグといった、本来は産業廃棄物となるものを新たな素材に再生させることで、循環型社会の実現へと取り組みを続けている会社です。こうした事業の特性や会社のポリシーと、無駄を減らす居抜き移転のスタイルは、とても好相性だと思っています。
会社としては、環境負荷の少ない形での移転を考えていたので、居抜き移転は自然な流れという感じでした。もちろん、実際に居抜き以外の物件についても検討はしましたが、条件に合う物件が居抜きで見つかったのでこちらで決めました。
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(左写真)漁網から再生したナイロン素材「REAMIDE(リアミド)」で作られた板が掲示されている
(中央写真)左:同社取締役 瀧澤陵さん、右:弊社 室田
(右写真)エントランスは前入居企業のデザインを生かしつつ、本物の漁網を展示している
広々リラックスのオフィス空間
(室田)ご移転されてみて、皆さんの感想はいかがですか?
(瀧澤さん)新オフィスは200坪の広さなので、広々使えると好評です。執務エリアは二面ガラス窓で外が見えるようになっているので、解放感もありますね。以前のオフィスよりも、空気がゆったり流れている感じがするという声もありますね。
会議室は8室と以前の倍に増えたので、本当に助かりました。ただ、今はオフィス移転したばかりということもあり、ご来社いただける機会が多く時間によっては会議室が足りない日もあり、今後大丈夫かなとちょっと心配しています(笑)。
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(左写真)執務デスク:アイデアを形にするとき、大きさのイメージを把握しやすくするために机によってサイズの異なる方眼紙の天板になっている
(中央写真)”海”がモチーフになっている絵を中心にデザインされた会議室
(右写真)オフィス内のラボスペース「B-side-Library」:新しい視点を考えるリファインバースの姿勢を表現したライブラリー
―瀧澤さん、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。
後編では、内装やショールーム、自社再生素材製品や今後の取り組みなどについて、お話を伺います。
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