オフィス移転事例
Vol.7 株式会社STYLE「爆速成長企業の移転事例① 会社のビジョンを体現するオフィス」
2024.12.13
今回の移転インタビューのお客様は、古物買取事業を展開される株式会社STYLEさんです。同社は、古物買取でありがちな飛び込みやテレアポ営業は一切せず、各地のスーパーやホームセンターにブースを構え、買取イベントを展開されています。馴染みのある環境で安心して買取できるスタイルが受け入れられ、2021年の設立以降、売上倍増の急成長を遂げています。 2024年5月、台東区御徒町から港区の新築オフィスの内装・家具付きオフィスに移転されました。同時期に東京営業所、2024年4月に大阪営業所も新設・拡張が必要とのことで、同社の爆速成長ぶりが垣間見える『三か所移転』という形になりました。 同社の大野誠社長にお時間をいただき、まずは東京本社に関する移転の経緯、その先に見据える会社の未来についてお話しを伺っていきます。インタビュアーは、仲介を担当した弊社・松野が務めさせていただきました。
お客様の会社情報 |
移転ニーズはなかった!?
(松野)まず、今回の東京本社の移転について、キッカケや経緯などを教えていただけますか?
(大野社長)実は、特に明確な移転ニーズがあったわけではないんですよ(笑)。
前のオフィスは“古物の買取事業”といえば御徒町・上野だなという考えから、御徒町にありました。起業から3期目、売上高前年比200%という急成長 を続ける中で、社員たちと一緒にもっと成長していきたい、企業を大きくしていきたいという気持ちが強くなっていました。“古物の買取事業”で売上を伸ばすというより、企業としてもっと成長していきたい。タイミング的に、会社の転機が来ていたのかもしれませんね。会社がどうあるべきか、どうしていきたいか、僕の中で目指すものが明確になってきたことが、今回の移転の背景にあたるのだと思います。
今の僕らが目指しているのは、2026年度末時点で催事買取事業 業界No.1。買取事業だけでなく多角的な事業展開・事業拡大、そして100億円規模の会社を目指すにあたり、会社の新しい価値観を体現するオフィスの必要性を感じ、移転に踏み切ったというかたちですね。“ブランディング”と言えるのかもしれませんが、どちらかというと社内のメンバーに対する意思表示、ビジョンの共有といった意味合いが強いかもしれません。
とにかく“イケてる”オフィス一択で
(松野)ビジョンを実現するための新オフィス、ということですね。では物件を探す際に、エリアや間取り、価格などで譲れない条件はありましたか?
(大野社長)僕が探していたのは、「会社を大きくするにあたって、採用も働き方も業績も何もかも向上するイメージが持てるオフィス」です。なので、探し方もイメージ最優先。エリアに関しては中央区や港区、千代田区など東京都の「真ん中あたり」でお願いしましたが、広さや間取り、価格の条件は付けませんでした。
松野さんにも、「イケてるオフィスを探してほしい」とイメージだけを伝えたので、物件選びが大変だったんじゃないかな。おかげで、いい物件をチョイスしてくれるんだけど、どれもこれもかなり予算オーバーで(笑)。
この物件は、まさに僕のイメージどおり。予算は想定の倍以上(!)になりましたが、思い切って決断しました。執務室や会議室、倉庫などをどんなふうに振り分けて使うかは、物件が決まってからあれこれ考えたくらいで、本当にビジョン優先で物件選びをした感じです。
ビジョンを実現するオフィス
(松野)新オフィスに移転されていかがですか?よかったところや気になるところについて教えてください。
(大野社長)本当に、大当たりの移転でした。移転以降、成長意欲のある若い人や女性たちが15名も入社してくれたんですが、いわゆる“買取屋さん”ではなく一企業としてこの会社を選んでもらえたと思います。新オフィスを見て、「この会社イケてる!」って思ってもらえたんじゃないかな(笑)。
元からいた社員たちにとっても、気持ちを切り替えてマインドセットできるオフィスになったと思います。御徒町から港区アドレスのかっこいいオフィスに激変して、出勤時は背筋が伸びるし、出社したら気持ちが上がる。採用も業績もいい結果が出ているので、この移転は大成功だったと思います。
大変だったところは……、やはりコストかな。予算の二倍以上の賃料はもちろんですが、移転後採用に注力したことで、トータル的なコストが跳ね上がり、今年の夏はちょっと収益が圧迫されましたね。飛躍するための成長痛だと思って割り切りましたが(笑)。
正直、この立派なオフィスは、設立して若干4年という自分たちにとって、「まだ早い」のかもしれません。ただこの移転は、設定した未来像に向かって自分たちを成長させていくための移転。そして明らかにその成果も出始めているので、この“BET”は大成功でした。経営者として、「何にコストを掛けるべきか」を考えさせられるいい機会になりました。
―現在34歳の大野誠社長率いる株式会社STYLE。設立時は家賃7万円からスタートし、4年で浜松町にできたばかりの新築オフィスに居を構える躍進ぶりを見せています。この前編では「東京本社」に絞ってお話しを伺いましたが、続く後編では、同時期に行われた「東京営業所」「大阪事務所」について教えていただきます。急躍進を遂げる企業の複数拠点の移転とは、どんな展開なのでしょうか。大野誠社長、次回もどうぞよろしくお願いいたします。
CONTACT US CONTACT US
居抜きオフィス物件の
入居・募集なら
つながるオフィスへお任せください