オフィス移転事例
VOL.8 株式会社プレイブレーン「ゲームに特化したクリエイティブエイジェンシーの大規模『居抜き』オフィス移転事例」
2025.01.09
オフィス移転でもサステナビリティが実現できる『居抜き移転』。興味はあるけど一歩踏み出せない、という方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、実際に居抜き物件で移転された企業様にインタビューし、リアルな感想を掲載しています。今回お話しを伺うのは、株式会社プレイブレーンのCOOの上野さん。同社は、eスポーツの大会運営や配信制作、Web構築やコンサルティング、マネジメントなどなど、ゲームに特化したクリエイティブエージェンシーとして独自の事業展開をしている会社です。
2023年3月に、300坪の大型居抜き物件に移転され、もとの内装デザインを活かしつつ機能的なオフィスにされています。そのいきさつ、居抜き物件のメリット・デメリット、内装のポイントなどについて、仲介を担当した弊社小河原が教えていただきました。
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配信事業会社ならではのさまざまな条件
(小河原)今回のご移転の背景、こちらの居抜き物件 に決められたポイントなどを改めて教えておしえていただけますか?
(上野さん)背景としては、前オフィス契約更新のタイミングで、事務所が手狭になっていたことです。特に、配信事業のためのスタジオが足りず、クライアント様をお断りすることも増えていました。ただ、当初は前オフィスビル内での増床を考えていたので、移転は予定していませんでした。増床の相談をする中で、いくつかの候補とともにこの事務所を紹介されたのがきっかけですね。
うちはeスポーツのイベントや大会などの配信を行うので、高速インターネット環境や電気容量は必須。また照明器具や機材運搬のため、一定以上の天井高やエレベーターの広さが求められる。さらには配信のため防音性能も必要になるなど、事務所に求める環境条件がひじょうに多いんです。
こちらのオフィスであれば、多岐にわたるこれらの条件がクリアできる。そして、懸案だったスタジオの増設もでき、機会損失も防げるということで、移転ムードが高まったかたちです。ただ坪単価も上がるうえ、100坪以上の増床という形になるので、賃料がだいぶネックでした。当初は移転までは想定していなかったので、予算的にかなり悩ましかったですね(笑)。
成長を止めないための移転
(小河原)それでも、移転を決断された理由はなんでしょうか?
(上野さん)やはり、事業の成長を止めたくなかったというのが大きいですね。ビジネスには、タイミングや波がありますから。また、海外などから訪れるお客様に、我々の成長を見てほしいという思いもありました。
コストに関しては、居抜き物件なので内装でコスト削減が見込めますし、交渉していただきフリーレント条件もいただけたので助かりました。小河原さんと移転チームのような形で移転に取り組めたのも良かったです。 あとは、できる作業を自分でこなすなど、切り詰めて乗り越えた感じです(笑)。 ちょっと背伸びをしましたが、結果として、事業拡大につなげられるいい移転だったと満足しています。
また、このオフィスは天井が高く、外光もたくさん入るので解放感が素晴らしい。執務室も広々としているので、前オフィスでは在宅だった社員たちが、喜んで出社するケースも増えています。社員たちにとっても、いい移転になったようでとても嬉しいですね。
5カ月のスピード移転でコスト実感
(小河原)2022年10月にオフィス物件を契約して、移転完了が2023年3月なので、約5カ月というスピード移転でした 。居抜き物件による工期短縮、コスト削減に関しては、どのようにメリットを感じていらっしゃいますか?私としては、通常300坪ですと、企業によっては1年以上前から準備されるので、かなり短期間で移転できたなと感じています(笑)。
(上野さん)前のオフィスビルの原状回復工事の関係で、オフィス移転をするなら2023年3月までに退去をしないといけなかったので、時間の余裕はありませんでした。 また、ビジネスは止められないので、営業部門、制作部門と二回に分ける引っ越しで、業務を回しながらやりくりして移転完了しました。
(小河原)今回、時間が限られていたためスムーズにオフィス移転を進めるためにもオフィスに係る内装工事等も弊社にて対応させていただきました。内装コストに関しても、今回は約2千万円程度で済んだと聞いています。一般的に、今回のビルグレードで300坪の内装を一から施工し貴社のようなおしゃれなオフィスを作る場合は、坪単価で内装費用を計算するとトータルで1億2千万円ほどかかる見込みです。
(上野さん)1/6もコスト減できたことになりますね。細かい問題点は当然あれこれありましたが(笑)、トータルではメリットを感じています。
元の内装を活かせる居抜き物件は、条件さえ合えばオススメですね。ただ退去する時に、もう一度居抜きで退去できるかどうかは見通しが立たない部分なので、それがデメリットと言えるかもしれません。
(小河原)上野さん、ありがとうございました。タイミングを逃さず、事業の成長と噛み合った良いご移転をされたようで、こちらとしても嬉しい限りです。
続編では、実際に300坪の居抜き物件をどのように利用されているのか、内装デザインに関して詳しく伺っていきたいと思います。
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